************第２５回尾張コンプレックスセミナー*************



題　目：　創農薬研究におけるリガンドベースの薬剤設計（注）

	（Ligand based Drug Design in Agorchemical Research）



発表者：　石川 俊夫 Ph.D（石原産業中央研究所）



日　時：　１２月７日（木）午後３時３０分～午後４時３０分



場　所：　情報科学研究科６階６１６号室



内　 容： 環境に安全で少量散布で目的とする生物種に選択的に活性を示す

農薬の創製は引き続き求められています。医薬研究と異なり、農薬の場合、

個体生物に対する性能を直接評価できることから、新しい化学構造や作用機

序を有する化合物が生まれる一方、逆に標的酵素に対する研究は遅れ気味で

す。そこで、種々合成され、評価されるリガンド化合物の構造活性相関から

標的サイトに関する知識を獲得する挑戦を行なっています。充分な実験的裏

づけのないままの仮説構築ですが薬剤－生体系相互作用の予測や新しい化合

物の提案に関する経験について紹介いたします。



（注）創薬研究の分野では、「Ligand」という言葉は「薬」という意味で使

うことが多く、錯体化学や無機化学などでの使い方と別の意味をもつ。題目

中、ligand baseはreceptor baseの対概念としてよく用いる用語である。



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